読書感想

運動指導者が断言!ダイエットは運動1割、食事9割:森 拓郎【読書感想、レビュー】

2018年8月23日

 

「ダイエットやボディメイクでなかなか思うように結果が出ない」

「運動は頑張っているけど、食事は特に気にしていない」

今回はそんな方にオススメの本です。

『運動指導者が断言!ダイエットは運動1割、食事9割:森 拓郎』

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ダイエットというと運動のイメージも強いですが、本のタイトルにもある様に、ダイエットの成功は食事がほとんどを占めているという内容です。

その根拠について、とてもわかりやすく解説されており、納得の内容でした。私も食事は大事だと思っていましたが、その大切さをより感じましたね。

私自身の勉強も含めて読んでみた本になります。私なりの感想を書いていきます。

 

本書の概要

ダイエットや身体づくりのための運動や食事の考え方についてまとめてある1冊。

著者は、フィットネストレーナー、ボディワーカーとして女優やファッションモデルなどのボディメイクを指導している。

ダイエットや身体づくりは、食事改善なしには成功しないという考えを中心に、食事や栄養についての詳しい解説が書かれている。

本書の中で「食に対する向き合い方」という言葉が出てきます。

単に食事を制限するというわではなく、食事を見直して、適切な食事を摂りながら身体づくりをしていくという考え方がベースとなっています。

私自身、改めて食事に対する考え方を見直すきっかけとなった本でした。

 

感想(気づいたことや考えたこと)

どうやったらいいかわかっているけど・・・

どうやったら痩せるかなんて実は本人もわかっている……だけどできない、というのがダイエット難民

 

情報があふれる現代において、ダイエットの理屈は調べればすぐにわかります。でも実際にやるとなると理屈じゃないんですよね・・・。

こうすれば良いってわかっていてもできない人が圧倒的に多いんです。

指導者側としては忘れがちになりそうな部分だったので、ハッさせられました。こういう気持ちを前提にして向き合っていかなければと再認識させられました。

 

正しい知識

ダイエットに必要なのは正しい知識とそれを維持する気持ちです。

私が最も危険視いているのは、自分が何を食べているのかもわからずに食べているということです。

 

何が正しいか判断する知識や見極める目は何においても重要です。

でも、みんながこれが良いって言っているからという理由で、判断をしている人も多いのでないでしょうか。それって危ないことだなと私は感じます。

大体の情報には表と裏があります。食べ物でいえば、それを食べることのメリットもあればデメリットもあるということです。

そこまで理解して選択ができているかがポイントです。大体の情報はメリットが中心となるので、デメリットの情報も積極的に取り入れることも大切でしょう。

そして、得た情報に興味・関心をもって、自分でも調べてみるとその後の行動につながりやすいです。そんな情報も本書の中には書かれています。

 

運動は短時間で出来る方法を考える

フィットネスクラブに入会すると、多くの人は仕事終わりか休みの日に利用します。滞在時間は、筋トレや有酸素運動、着替えやシャワーの時間を入れるとだいたい3時間程度。3時間―かなり大きな時間だと思いませんか?

 

私自身もフィットネスクラブに通って運動していますが、見ていると結構長く滞在している方も多いですね。

私は正味1時間程度しか運動しませんが、それは私の中で集中して出来るのが1時間くらいだからです。

人間の集中力は長くは続きません。これは運動でも仕事でも同じことです。同じ効果が出せるのであれば、短い時間で行う方が効率が良いですよね。余った時間を他の活動にも使えますし。

特に運動はやればやるほど疲れてくるので、後半はどんどんと惰性になりがちです。でも、これでは効果も出ません。

そもそも短い時間で効率的にやるという考えが苦手な方が多いんだと思います。仕事でもダラダラ残ってしまうことの多い日本人の特性が、ジムでも垣間見えていますね。

色々な目的があってジムに通っている方がいるので、一概に短い時間の方がいいとは言えませんが、ジムでも仕事でも出来るだけ効率的に行う方法を考えてみることが大切です。

 

スポーツ選手に置き換えると

競技上、減量が必要とされる選手などは体脂肪を落とすために食事をコントロールしなければ、減量に成功しないのです。減量で、食事をコントロールしていない運動選手なんて見たことがありません。それこそ、○○体操でみるみる痩せるのであれば、選手もみんなやっているはずですよね。

 

なるほど!と感じるわかりやすい表現でした。意外と自身の身体は他の人と比べて特別と感じている人も多いのは現場にいても感じるところです。

「私は太りやすい体質なんです」とか「食べたらすぐ太ってしまうんです」とか。多少の個人差はあると思いますが、身体の構造は大きく変わるものではありません。

スポーツ選手でも一般の人でも変わらず当てはまる身体の仕組みもたくさんあります。そしてそれは意外と単純で至極当然のことが多いのだなと思います。

 

まとめ

私たちは、基本的に食事から栄養を摂っているので、身体づくりも食事次第といえます。その割に、運動に比べると食事に関しての意識が低く、知識が少ない方も現場ではたくさんいます。

介護現場にいた時も、運動の重要性はわかっていても、運動だけすればいいと思っている方も多くいました。

私自身は運動・栄養・休養のバランスが大切だと考えています。

運動1割・食事9割は極端と感じますが、現状で食事の意識が低い方が多いので、食事にもっと意識を向けるという意味では、この数字くらいの気持ちで考えてもいいのでしょう。

今回栄養摂取に関する詳しい内容は、ネタバレになってしまう可能性があるため、あまり出しませんでした。

興味がある方はぜひ購入して読んでみてください。

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以上、「運動指導者が断言!ダイエットは運動1割、食事9割:森 拓郎【読書感想、レビュー】」でした。

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