11、12日の2日間にJCCA(日本コアコンディショニング協会)の講習会を受けてきました。主にストレッチポールを使用した、身体を整えるプログラムについて学んできました。
ストレッチポールに関しては、ジムなどに置いてある場合も多く、運動経験者の方は見たことある人や使ったことある人も多いのではないかと思います。私もその一人で独学の知識は持っていたのですが、改めて学ぶとずっと奥が深いことに気づかされました。
講習を受けての気づきや共有したいと思った内容をまとめたみました。
発育発達のプロセス
赤ちゃんがお母さんのおなかの中にいる時から、立ち上がるまでの課程に沿って行われるコアの機能の再学習プログラムがJCCAのコアコンディショニングです。
講義の中で、大人は便利になった世の中になったことで、コアの機能が失われ、再学習が必要になってきているとの話がありました。「楽になる=今まで使っていた機能を使わなくなる」私もまさにその通りだと思っており、共感しました。
これは本当に怖いことです。医療が発達して病気は治るようになってきましたが、必要な身体の機能が失われていると、その後の生活は楽ではありません。私は介護の現場でそのような方をたくさん見てきましたので、特にそう感じています。
やはりただ長生きするだけでなく、最後まで自分の身体を自分の力で動かせることは非常に意味のあることです。最後までイキイキと過ごしたいという方は、自身の身体を見直して、再学習していくことが必要でしょう。
講師のクライアントさんにも90歳を超える方がいるとのことですが、その歳になってもトレーニングで身体の変化を起こすことができたそうです。いくつになっても可能性はあるんですね。
意識的に良い姿勢を
ほとんどの方が無意識に悪い姿勢をとってしまっています。そのまま無意識のままではもちろん姿勢は良くなりません。まずは自身の姿勢がどのようなものなのかを自覚しなくてはいけません。ただこれが自分ではわからないものです。
講義内でも姿勢の確認など行いましたが、自分が思っている姿勢と他人から見てもらった姿勢では差があることが多くありました。姿勢を変えるには、まず専門家に自分の姿勢を見てもらい、自分の感覚とのギャップを埋めていくことが大切です。
そのためには、体幹部のインナーユニットといわれる深部の筋肉を使うことが大切なのですが、それがなかなか難しい。出来ているようで実はしっかりと使えていないことが多くあります。自身でも改めてトレーニングが必要と感じるくらいでした。
この内容に関しては、初めはトレーナーの支援が必要そうですが、慣れてくればストレッチポールがあれば一人でも簡単に出来ることが良いところですね。ストレッチポールはセルフコンディショニング(自分だけでの実施)に導くことが基本ですからね。
意識的に良い姿勢をとれるようにエクササイズを繰り返していくと最終的には、無意識でも良い姿勢がとれるようになるので、私も再学習に取り組みます。
変化を感じる
ストレッチポールを使用したエクササイズは、変化を感じやすいものが多くあります。自身で体感しても、その変化に驚きます。そして、変化は喜びを生むということを改めて感じました。この喜びが「またやりたい」「もっとやりたい」につながる原動力になるんですよね。
その変化をしっかりと感じてもらうこと、それがトレーナーの1つの使命だと思いました。誰にでもそう感じてもらうには、もっともっと勉強しなければ・・・。
自分の立ち位置
講習などを受けると毎回自分がいまどの立ち位置にいるのかがよくわかります。学びの中から、知識のレベルや自分に足りないところなどが良く見えてくるので、これからどうしていったらいいのかも見えてきます。
自分の立ち位置やこれから何をしたらいいか迷っている人は、興味を持った講習やセミナーなどを受けに行くとスッキリする部分があるかもしれません。なかなか一歩を踏み出せないという方もいるかもしれませんが、思い切って受けてみることをオススメします。
まとめ
JCCAの講義を受けるのはこれで3回目ですが、その魅力をますます感じていくとともに、自身のお客様にこの良さもっとお伝えしていきたいという気持ちになります。自身が実際に受けて納得いったものは、他の人に勧めたくなりますよね。運動以外でもきっとそうだと思います。
運動の分野は新しい情報がどんどん出来ます。なかなか自分に合った運動が見つからないという方も、色々と試してみると自身に合ったものが見つかるかもしれません。この記事で興味が出た方は、実際のプログラムや講習などを受けてみてはいかがでしょか。
以上で「コアコンディションニングのセミナー受講感想【ストレッチポールでのコンディショニング】」でした。