健康情報

1日の疲れをしっかりとる、10分でOKの疲労回復効果を高める入浴法

 

「入浴はめんどうだから、いつもシャワーで済ませている」

「入浴が良いのはわかっているけど、長風呂は苦手」

仕事や家事、育児が大変な20~30代の方は、疲れはたまるけど、お風呂にゆっくりとつかっている時間はないという方も多くいるのではないでしょうか。

そんな方には、10分間入浴することをオススメします。

長時間の半身浴なども紹介されていますが、10分入浴するだけでも疲労回復効果を得ることが出来ます。

10分であれば、少々めんどうでもできそうな時間ですよね。

 

入浴の効果

入浴には疲労回復リラックス効果があり、心身の疲れをとるための有効な手段です。

シャワーでもそれなりの効果はありますが、入浴の方がその効果を高めることが出来ます。

入浴には、シャワーでは得られない特徴があるからなんです。

このあと詳しくみていきましょう。

 

入浴が身体に与える影響

入浴には大きく3つの作用があります。

①温熱作用

当然ですが、お湯につかることによって身体を温める作用があります。

身体が温まれば、血行も良くなり、老廃物の除去などを促進してくれます。

シャワーでも効果は得られますが、お湯に身体をつけることで、まんべんなく身体を温めることができます。

②水圧作用

お湯につかることで身体に水圧がかかり、筋肉などに圧力がかかります。

それによって、血液や体液の循環を促進してくれます。

入浴特有の作用といえるでしょう。シャワーでは水圧がかかりにくいので、この効果が出にくくなります。

③浮力作用

水中は浮力が発生するので、身体が軽くなり、リラックス効果が出やすくなります。

特に身体を支えていることが多い下半身の筋肉や関節への負担を減らし、休ませることが出来ます。

浮力作用もシャワーでは得られない部分になります。水中に身体を入れることで得られる特有の効果です。

 

効果的な入浴のポイント

全身浴、半身浴、シャワー浴・・・

様々な入浴方法があり、それぞれにいいところがあります。

全てを紹介すると「結局どれがいいの?」となってしまうので、ここでは短時間で手軽に疲労回復の効果がある「全身浴」をオススメします。

全身浴は筋肉疲労や精神疲労の回復により効果的だと言われています。

温度は約40度、時間は10分程度がいいでしょう。

これならお湯につかる習慣がない方やお湯につかるのがめんどくさい方でも、できそうな時間ですよね。

長くつかるとになれていない方は、最初は無理せずに、少しずつ時間を長くするようにしてください。

 

入浴の際の注意点

入浴を効果的に行うために注意してほしい点もあります。

  • 入浴前後の水分摂取をしっかりと行う
  • 飲酒して酔っているときの入浴は控える
  • 食事の直後の入浴は控える(30~60分は時間を空ける)
  • 浴室と脱衣所の温度差を少なくしておく(特に冬期)

身体に良い効果を与えるために行う入浴が、方法を間違えてしまうと健康を害してしまうことにつながります。

入浴の際には気をつけましょう。

 

まとめ

入浴法についてご紹介してきました。

日々忙しい時間を時間を過ごしている方にとっては、入浴に多くの時間を割くことが難しい場合が多いでしょう。

その半面、毎日溜まる疲れをどうにかしたいという気持ちももっているはずです。

まずは、入浴の習慣をつけてみましょう。

10分でも大変という方は、3分や5分からでもいいです。

楽しい・気持ちいいといったプラスの思考が習慣化には大切です。

習慣化が出来れば心身の状態にも変化が出てくるはずです。

1日の心身の疲れをとって、翌日もスッキリした気分で過ごせるように入浴を活用してみてはいかがでしょうか。

 

以上、「1日の疲れをしっかりとる、10分でOKの疲労回復効果を高める入浴法」でした。

-健康情報

© 2024 介護予防サロン-健康に生きるを考える-